真っ直ぐ生きるって

多感な中高生の娘を持つワーキングママです😊 まずは続ける事から初めてみよう 

予定では

長女が家を離れ、次女との生活になり、私には睡眠時間が確保できる予定。

の、はずが、次女がなかなか勉強してくれるため、相変わらず、先に寝ることが出来ない。

しかも、長女からの「これってなに?」LINEが来るのは決まって、23時を回ってから。

電話だと一気にそれも解決するのに、何かをやりながらの長女は、LINEで答えを求めてくる。返信しても、すぐには返って来ない。目がしょぼしょぼ状態で、返信を繰り返すが、たまに的を得ていない回答に、長女はお疲れモードとあって、意見がぶつかる事も。子供が成長するという事は、こういう事だ。

 

生まれてから現在まで、手が掛かるのは同じ。係る部分が変化していく。子供が成長してくと共に、親も変化を求められる。

親も完璧な存在ではないよね。子供が生まれ、始めての母や父となり、親として子供と共に、初めてだらけの事を経験していく。

出来なくて当然。子供が小さいうちは、騙せたとしても、ここまで子供が大きくなってくると、親の器をすっかり見抜いている。

その時点でもう、「私をどんどん超えていきなさい」「お母さんは所詮この程度」と割り切り、親という意識から、運命共同体?という意識でサポートしていく。

 

子育てに正解ってあるのかな?

誰から見た正解?成功?

誰かの成功体験を真似しようにも、結局、誰かの真似をした人生しか待ってない。

人は人、自分は自分でいいよね。

どんなに子供が成長しようが、芯の部分だけは変えずに。

 

自分は自分。

 

 

新たな道へ

長女への連日のLINEから解放されつつある中で、次女は長女と同じ高校に進み、同じように予習に毎日時間を割いている。

内部生に追いつくべく、1年生は急ピッチで授業が進む。

慣れないいiPadを使いながら、課題提出に夢中になっている。

長女と同じ過程を踏んでいる事もあって、長女とビデオ通話しながら、先生の事や、授業の事など、私抜きで情報共有していて、そこで解決してくれることが多く、非常に有難い。

感心するのが、長女は関わる人のほとんどの名前をフルネームで覚えているので、次女が言うどの先生の事もすぐに情報が出てくるし、在校生に関しても、漏れなく教えてくれる。

次女にしたら、長女の存在は心強いものになっている。

高校入学から、「〇〇ちゃんの妹だよね」と、会う先生、会う先生に声を掛けられ、「〇〇ちゃん、本当に頑張ってたからね、合格してよかったね~」って、褒められる事ばかりで、次女も嬉しそうに、それを私に教えてくれる。

しかし、私が危惧しているのは、長女と次女は、目指しているものがまるで違う。それを先生達が、長女と同じ次女を見るのではという事。

長女も次女も、進学校に入学したからって、私も主人も、少しでも偏差値の高い大学に…なんてものは全くない。

子供達が、笑っていてくれたら、それだけでいいから。

そこに、やりたい事に向かっている事があれば応援し、支える事。

進学校に入学したからと言って、進学なんてしなくていい。

就職してもいいし、専門学校だっていいし、なんだっていい。

みんなと一緒なんかじゃなくていいんだから。

自分で選択した道を自信を持って、進んで欲しい。

 

だから、次女にも欠かさずいう。

「長女は長女、次女は次女。周りがなんと言おうが、気にかける必要はないからね。次女は次女の進む道に進んで。成績が悪くたって、一喜一憂しないで。いい大学に入る事がゴールじゃないし、お父さんもお母さんも、次女が笑って居てくれる事が一番だから」

子供に期待する必要はないし、親の思いを子供に背負わせる事は、とにかく避けたい。

すべては、この子達の笑顔の為に。

 

 

何とかなる

長女の一人暮らしも一週間を過ぎた。

長女は、中学、高校と熱中するものに向かい、それ以外の事は何もしてこなかった。

私も、その時が来ればやるだろうと、本人の申し出もなかったから、やらせる事はしなかった。

できないんじゃない。

やらないだけなのだ。

性格上、やるとなれば、やれる子なのは知っている。

その時その時で、長女は一点集中で過ごしてきたが、その合間にも、体育祭のリレーの選手に選ばれれば、自分で計画を立て、欠かさず自主練したり、体育祭のポスターを頼まれた時も、一人で時間を作って仕上げていた。

 

家では、高校生活の2年間は、どこにも出かけず、一日も休まず、「勉強・ごはん・お風呂・寝る」の毎日。

予想通り、一人暮らしが始まる数日前から、「洗濯はどうするの?」「洗剤を入れるタイミングは?」「洗濯が終わったのって、どうしたらわかるの?」「洗濯ネットに入れる意味は?」「入れるものの種類は?」途切れる事なく、質問がどんどん湧いてきて、内心は、もうここまでにして欲しいな~と思いながらも、最初が肝心とグッと堪え、質問に答え続けた。

延々続く質問が、年度始めで仕事でくたくたの私に、夜遅くまで容赦なくやってきたが、幸いにも、一度、聞いたことはそれ以後、聞いてくることはなかったので、今だけ、今だけ・・・と出来る限り丁寧に教えた。

また、今日もか。。。と迎えた5日たったぐらいから、何の連絡もなくなり、何もなさ過ぎて心配するほどに。

元から、何かに夢中になっている時は、スマホの電源を切り、連絡も取れなかった娘なので、そうだろうな~と予測はつき、心配過ぎて、連絡しようかと思う気持ちを抑え、週末まで過ごした日曜日、長女からの数日ぶりのLINE💛

 

「ずっと洗剤を入れずに洗濯機回してた」

 

・・・。

 

「いいんだよ、水洗いでも。洗ったって事が大事」

 

洗剤を入れなくとも、ずっと洗濯していた事が私は嬉しい。

今日からは入れようね😊

 

新生活

長女の合格が決まり、それと同時に新生活向けての手続きに追われる中、次女の卒業式、長女の卒業式と次々にやってきた。

それまで、1月に合格が決まっても、友達と遊びに行く事がなかった次女に、友達との関係を心配していたが、長女の合格を皮切りに、友達と連日、遊びに行くようになった。

次女なりに、気を使っていたのだと改めて気づき、何とも言えない気持ちになった。

受験は、家族みんなの理解が必要だ。

それくらい、メンタル勝負だと思う。

 

長女は、合格と共に、新生活の準備はもちろん、引っ越しまでの短い時間で、大学からの課題と、仲間と遊ぶ時間だったりと、暇なく予定を入れて行った為、私も遊ぶ為に朝早くから駅に送ったり、迎えに行ったり・・・

 

長女と、次女でなかなかな寝不足な日が引っ越しまで続いた。

それでも、ここまで色んな事を切り捨ててきた、長女と次女に、全力で笑顔で送り出そうと心に決めて、乗り切った。

 

引っ越しの日程は私の仕事の都合上、卒業式の翌日となった。

しかし、卒業式当日の教室の黒板アートを前日に頼まれた長女は、前日、当日と、その絵を描く為に、夜遅くまで、朝早くに学校に滞在し、それに手を抜く長女の性格ではないため、そこにも100%出し切り、その出し切った状態で引っ越しとなり、引っ越し当日は、私と次女がほとんど動き、近くに住む主人の従妹も手伝いに来てくれたのだが、長女を除く、3人でほとんどの引っ越しが行われた。家具付きの物件ではあったが、それでも夕方までかかった。

お世話になるであろう従妹に顔合わせが出来て、夕飯も一緒に食べながら、ちょこっとでも話せる関係を築けたのが、今回の最大の収穫。

 

引っ越しをいったん済ませて、長女も自宅へもどり、ギリギリまで、自宅で入学準備に時間を割き、バタバタと3月末には、車に荷物を最大限に積んで、再度、引っ越し先へ向かった。

きちんと送り出すまで、とにかく安心して明日を迎えられるように、とにかく務めた。

その時まで涙なんて出やしなかったのに、帰りの車、私一人になった瞬間に、涙が止まらなくなった。

 

この瞬間が来る事は分かっていても、受験という大変な時間から早く解放されたいと、ずっと思ってきたのに、

解放される=長女がいなくなる

なんで、こんなに寂しい気になるの?

合格であれだけ喜んだじゃない・・・

帰るまでの数時間、とにかく泣いた。

 

着く頃には、気持ちを切り替えた。

家に着けば、次女が待っている。

泣いてる場合じゃない。

長女自身が大きな一歩を踏み出そうとしている。

次女も、陰ながら協力してくれている。

単身赴任中の主人もだ。

それぞれの立場で、みんなが上手くいくように動いてくれている。

 

入学式も長女、次女の無事に終わった。

どっちも悔いなく、目に焼き付けてきた。

 

子供達に願うこと。

笑顔でいて欲しい

これがすべて。

長女も次女も、笑っていてくれたら、それでいい。

 

 

 

終わりと始まり

二次試験向け、新たな勉強をして、気持ちを切り替え、望んだ大学受験。

落としたとはいえ、旧帝大なので、簡単じゃない事は承知の上。

なんたって、一発勝負だから、模試の判定は当てにならない。

その1ケ月は、ますます時間を割き、これ以上ないくらい勉強した。

本番二日間も、結果はどうであれ、出し切った。

難化した問題達に、終わった瞬間、天を仰いだと長女。

後期を受けるか、私立に行くのか。

結果次第で選択に迫られる事も想定し、それに伴う準備も同時進行に勧めた。

そして迎えた、合格発表。

 

合格

 

え・・・

長女と何度も何度も確認。

信じられず、次女にも確認してもらう。

やっぱり、合格。

 

怖くて自己採点もしていなかった。

後期の勉強も、全てを賭けて臨んだ前期試験で、その気力を全て失った。

起きてる時間、不安になるからと、ひたすら寝て過ごした合否までの時間。

 

今、起きている事が現実なのかわからないほど、ふわふわ気持ちになった。

実感がない。

長女は「やった~やった~」と走り回る。

この安堵感。

心配しているだろう、主人や祖母、祖父にすぐ連絡。

そばにいなくとも、みんな眠れず、昨晩を過ごしたと聞き、涙が溢れた。

思ってくれている人がいるというのは、何と有難く、幸せな事なんだろう。

その人たちに、嬉しい報告が出来るのは、更にだ。

全ては、長女の努力の賜物。

全ての積み重ねで、今がある。

 

熱心に指導してくれた学担から、こんな言葉が返ってきたそうだ。

「すべては、あなたの揺るぎない頑張りと、人間性の素晴らしさの結果です」

長女に、これ以上の誉め言葉がないじゃない。

沢山の言葉を胸に、新たな一歩を、長女らしく踏み出してほしい。

 

また新たなスタート。

長女も次女も。

それぞれの道を、自分だけの道を自信を持って進んで欲しい。

長女も次女も2人そろって、笑って卒業式を迎えられる。

私の涙腺は、ゆるゆるで大変な事が予想される。

それもいい。

子供達が笑顔でいてくれば、それでいい。

それだけでいい。