真っ直ぐ生きるって

多感な中高生の娘を持つワーキングママです😊 まずは続ける事から初めてみよう 

比べないのは難しい

子育てにおいて、兄弟を比べないで育てるのは難しい。

親がそうしなくとも、第三者によく比べられて、我が家は困った。

 

今は辞めてしまったけど、子供達は武道の道で、幸いにも何度も全国大会を経験している。姉妹で同時に始めたので、ここでもう大きな差があった。

上の子は小学生だったので、同学年といえばもう何年も競技をやっている子がほとんどで、下の子はといえば、周りはちょうど始めたばかりの子なので、試合に出始めると、下の子はみるみる結果を出し、注目を集めるようになった。

 

道場の若手の指導者も悪気はなくとも、励ましのつもりで「妹が頑張ってるんだから、お姉ちゃんもがんばれよ」と、軽々しく言うことに腹が立った。

その言葉は、頑張っている子にかけることばじゃない。

1試合でも勝つために頑張ってるのに、それを見ているはずの指導者からの軽率な発言に、陰でどれだけ長女が泣いたことか・・・。

 

試合の組み合わせのほとんどが、1回戦からシードの子で、前回優勝者やそれに近い子達ばかりなのだから、組み合わせを見る度、目の前が真っ暗になる。

次女がどんなに結果を出そうが、心から喜べない日が続き、掛ける言葉に本当に悩んだ。

 

でも、ある時からその組み合わせをポジティブにとらえた。

強い子とやる時は、あえて喜んだ。「すごいじゃん。そんな強い子と出来るなんて、ラッキーじゃん。普通なら、何回も勝たないと当たらない相手だよ」って。

そんなこと言うのは、私ぐらいだったと思う。

ひたすら言い続けた。負けても負けても。

周りがどんなに妹と比較しても、励まし続けた。だって、誰より勝つために頑張っていたから。

結果は出なくとも、その姿勢は本当に私の自慢であり、必ずこの子も全国大会の舞台に立たせたいという、強い思いに変わった。

そうこうしていると、あれよあれよと結果がついてくるように。どんどん努力が実を結んできた。

もう姉妹で比べられることがないほどに結果を出し、全国大会への出場も果たした。

心から勝利を喜べる日がどれだけ、嬉しかったか。

 

姉妹であっても一緒じゃないし、それぞれの個性を伸ばしてあげる事がこの子達の未来に繋がる一歩だと思う。可能性は無限にある。出来ないと決めるのは親じゃない。誰が何と言おうが、子供の可能性を信じよう。きっと、何かに繋がるきっかけになるはず。