母としてどうあるべきか。
母になりたての頃は、出来るだけ完璧な環境を求めようとした。
そうすれば、この子達にとっても、必ずいいはず。
だが、どうしても手に入らなかったもの。
子供達が私達以外に甘えられる人の存在。
我が家は核家族。
私も主人も実家は遠方で、子供達にとって甘えたり、気の許せる人は主人と私だけ。
娘達のお友達を見て感じていた。おじいちゃん、おばあちゃん、もしくはそれに代わる人がいる子供達は、心の余裕があるように見えた。だから、うらやましかった。
余裕と言ってもそれはちっちゃな差だけれども、私はそれを思うと、子供達が不憫に思えて仕方なかった。
周りと比べた。
自分が恥ずかしい…
この子達が私に求めるものって何だろう。
本質をよく考えたら、結論はすぐに出た。
簡単な事じゃないか。
私は、近くで寄り添い、楽しい時は一緒に笑い、悲しい時は一緒に泣いて、その時その瞬間を共有する1番の理解者であればいいんだ。
無いものを欲しがっても、ないものはない。
この子達はかわいそうなんかじゃない。
ネガティブな考えで、自分の限界を決めてしまっていた。
これしか出来ないって。考える事をやめていた。
この子達に母として、出来る事を諦めていた。
ポジティブな発想で視野を広げてあげること。
考え方は無限にある。
希望は生きるエネルギーになってくれる。
完璧な母でなくてもいい。一緒にいて、力を与えれる母でありたい。