子供が生まれてから、ずっと専業主婦だった。
主人も朝から晩まで仕事の為、家事、育児と1人でこなした。
が、子供達の成長と共に、私にも余裕が出てきた。そう、2人とも小学校に入学した頃ぐらいから。
子供達も段々に手を離れていく中で、お母さん連呼問題が、私の中で発生した。
子供達は、学校から帰宅するなり、学校生活の話はもちろん、何をするにも、
お母さん、これ、どうしたらいいの?
お母さん、これ、教えて。
お母さん、〇〇〇、どこにあるの?
お母さん、これ、やってちょうだい。
始めのうちは、お母さんに聞く前に、まず、自分で考えてみて。と、伝え続ければ改善されるかなと安易に考えていたが、やはり、いつも家にいて、ずっと一緒だとそれは繰り返された。
これはマズイ‼️
子供達の自立にも繋がらないし、私も気が滅入る日々が続き、どうすれば、これに対処出来るか、悶々と考えた。
子供を自立に導き、私も視野を広くしなきゃと。そう、働く事にしたのだ。
最初はパートで慣らし始めた。日によって、子供達の下校前だったり、下校後だったりの終わり時間だったが、何とかリズムをつかみ、夏休み、春休みも留守番してもらう事にも不安はあったが、それも以外と子供達も受け入れられた。
そして何より、子供達は私がいなければいないで、2人で協力して、やってくれてるではないか。いない方がいいんじゃないの?と、思う位、宿題を教えてもらったり、早く宿題の終わった次女が長女の手伝いをしたりと、より協力したり、2人で問題解決に取り組んでくれていて、私は正に一石二鳥。
パートから、フルタイムで働き始めた時も、すんなり家族は受け入れられた。
子供から離れる時間を持てた事で、客観的に子供達を見る事が出来たし、より深く子供に出来る事を考えるきっかけともなった。
それにしても、予想外だったのが、気持ちを切り替える生活になった事で、私の気持ちも楽になった。家庭と仕事の切り替えが、気持ちいい。
親も子供も自立する一歩を思い切ってしてみて、良かった。
案ずるより産むが易し。
無理かもしれないと線引きしているのは、私の方。そう、限界を決めるのは親じゃない。子供の方が、あらゆる事に柔軟なのかもしれない。子供の力をもっと信じよう。