子供に正論で注意する。
それは我が身にもふりかかる。
お母さんは出来てるの?
のしかかる責任。
人に優しくしなさい。
あいさつしなさい。
人の悪口は言わない。
時間は守りなさい。
口の利き方に気をつけなさい。
物を大事にしなさい。
食べ物を粗末にしない。
もうキリがないほど、言ってきた。
そう、それも大きくなってくると、言うだけでは済まない。
子供達は想像以上によく覚えていて、私が説教すると、先月のいついつに、こうこう言ってたのと違う。と、返ってくる。
この時点で、頭の中はハテナ?だらけ。
あれ?なんて言ったっけ?何の時に言ったんだっけ?
もう、1ヶ月前の事を言われたらもう、お手上げである。
「まさか、覚えてないの?」
と、致命傷を負わされる。
正論を正論で返してくる技を、正面から受けるのである。
カッとなって、叱ろうものなら、
「感情的になって言うのは、ダメじゃない?子供に本当に理解して欲しかったら、その方法は1番伝わらないよね」と、冷静に返される。
もう、心が折れそうになる。
だって、その通りだから。
いや、でも負けてられないのである。
次こそ、その隙を作らないように、日々、常に真っ直ぐ生きる努力をしている。
子供は親の後姿を見て、育っていくと思うから。
親の価値観を、子供は鏡のように映しだす。
自分の良心に恥じない行動をしていれば、何も言わなくても、子供はそれを見て考え、行動することが出来る。
失敗しても、完璧じゃなくても、それでも、何かに一生懸命で、人を傷つけたりしない。何が何でも、子供に恥ずかしくない生き方をしたい。
子供にどうなって欲しいか。
それは、親がどういう生き方をするか。を背中で伝える事じゃないのだろうか。