小学校に入学してから今まで、子供達に勉強でも習い事でも、結果が出たからと言って、ご褒美制度はなかった我が家。
テストでいい点が取れたとか、通信簿が良かったから、優勝したから、好きな物を買ってあげたとか、周りでよく聞いていたが、うちはうち、と、子供達にも言い聞かせ、譲らなかった。
ご褒美の為の努力なら、子供にとって何の為にもならない。
いい成績を取る為だけの一時的な学びだから。ご褒美がなければ頑張れないんじゃ、この先、何をやるにも続かないし、何をするにも対価を求め続ける。
そう思って、子供達がいくら、
「友達の家は〜」といっても、乗らなかった。
ご褒美がないと、何もしなくなっちゃうのかな…と思っていたが、子供達自身で目標を決めて、勉強も、習い事も頑張ることが出来ていた。
私から「ご褒美もないのに、何で勉強するの?」と聞いたら、「成績が悪すぎても、嫌だから。悪いより、良い方がいい」という答えが返ってきた。
もちろん、結果が良ければ、私も過程や結果も褒めた。
いつも結果が伴う訳ではないから、その過程を特に褒めるようにした。
そうしていくと、子供達もその努力を続けるようになった。
そして結果が出れば、本人も嬉しさから、次はより、頑張るようになっていった。
自主的にやるからこそ、そこに学びがあり、色々なものが身についていく。
ご褒美がなくたって、子供達は自分に必要な事は言われなくてもやるし、自分の為に頑張ることが出来る。
その力は親が思っている以上に、子供は持っていると思う。