翌日、担任と連絡が取れ、事実確認をまずしてみた。
子供からは、一通り、話を聞いたが、先生からも話を伺いたいと…
すぐに反応し、美術品の受取の事ですねって、返ってきた。
どうやら、美術品を持ち帰るのは、中学から入学してる生徒の中では当たり前の事であり、高校から入学の長女にとっては、知らなかった事であるのにも関わらず、担任は「そんな事も知らないの。当たり前の事でしょ。中学校でどうしてたの?」と、言ったそうだ。
そう、長女の中学では、全てではないが、よく出来ている美術品については、寄贈する事ができた。長女も、その延長で言ったまでの事。
単純に「みんな持ち帰ってるから、持ち帰ってね」で済む話だったはずだ。
なのに、感情的に長女に言ってしまった。と。自分の指導している美術とあって、つい感情的になり、言い過ぎた部分があったと言った。
誰でも感情的になる事はある。
間違える事だって当然ある。
だけど、今回、私が連絡しなければ、この事は、どうなってた?
長女の不始末で終わったんではないのか。
しかも、今後の対応として、担任から提案されたのは、来週から夏期講習が始まりますが、私の授業はもちろんありませんから、会う事はないと思いますが、もし、そうなりそうなら、顔を合わせない様にしますね。
え、なになに?
それって、どういう意味?
違うから、そんな事を言ってる訳じゃないんだって。
私としては、子供が悪い事をしたら叱るのは当然だし、どんどん気になる事は言ってもらって構わないし。
ただ、そこに感情的になって伝える事で、伝えたいものが伝わらなくなってしまうから、そこだけを気をつけてもらえればと、言っただけ。
長女が泣きながら、言ってた。
先生が何を言いたいのか分からない。何を考えてるのかわからないから、怖いと。
同じ感覚を覚えた。
じゃ、どうすればいいか。
学年主任に間に入ってもらう事にした。
学年主任は、長女の数学の先生でもあり、1年生の頃から、どの先生より接してきた先生。
担任の先生には、これまでと変わらず、接して欲しいという事と、出来るだけ、感情的伝える事は控えて欲しいと、お願いした。
まずは、前に進んでみるしかない。
何が正しいかなんて、わからない。
色んな先生がいる事も学んだ。
そこに、どう向き合うか。
私ばかりでなく、長女も同じ。
答えのない問題と向き合う。
大丈夫。超える力はある。
長女が自分を見失わない様に、目を配り、いつも通りに接するだけ。