真っ直ぐ生きるって

多感な中高生の娘を持つワーキングママです😊 まずは続ける事から初めてみよう 

私も学ぶ

子供達も中高生ともなると、子供達に手がかかる事がほとんどなくなった。

そうなると、子供達が勉強している間、私自身、手持ち無沙汰になってきた。

子供達が一生懸命何かに取り組んでいるのに、呑気にテレビでも見るなんて…と、黙ってはいられなくなってきた。

 

そうだ!!資格を取ろう!!!

来年には子供達は大学、高校受験を迎える。

見守るだけではなく、母も何かを勉強しよう。

心に決め、参考書や問題集を準備し、先月から参考書を読み始めた。

 

が、落ち込むほどに難しい。

まず、平日であれば、仕事から帰宅し、夕飯や家事全般をして、さあ、参考書を・・・というと、22時を回っている。となると、開いた所で、興味のあるページでは何となく頭に入るのだが、そうでないページとなると、もう、一瞬にして、夢の世界へ行ってしまう。

参考書を開いただけの日もある。

それでも、私が勉強している事で、子供達もいじりながらも、応援してくれているし、今年の合格は難しいとしても、続けていれば、結果はいつか出るはず…と思っているので、まずは、勉強し、続ける事で子供達にその背中を見せられたらな…。

 

毎日、少しでも・・・

我が子よ、母も学ぶ事が出来るよ。

続ける事。

一番シンプルだが、難しい事。

そして、大事な事。

高校受験

我が家の長女。

まさか、進学校に進むとは想定外であった。

結論、中高一貫の私立高校に入学した。

 

そもそも、小学生の頃から武道の道で、高校も私立強豪校を目指し、志望校を決めなくてはならない中学3年生まで、疑うことなく、一心に武道に励んでいた。

その中で、怪我等でその道が途絶えた時の為に、勉強も並行して励み、勉強での特待生で入学しようとしていた。

 

だがしかし、コロナで状況は一変した。

目指す大会がなくなり、例え、高校に入学しても、大会がない、練習も自粛のとなり、これがあと何年続くかわからないという状況に、長女は進むべき道を見失った。

 

それもそのはず。その為に、もう何年も武道に励み、中学校生活も強豪校に入学する為に、入学に必要な勉強だからと、嫌々、割り切って通った。

担任の先生には、「学校がつまらない」と三年間言い続け、その理由として「武道の為にならない。学校に来る位なら、家で自主練をしていたい」と言って困らせていたと言う。

 

長女にとって、初めてここまでの目的を失った時期だった。

実際、有難い事に数校から、声を掛けて頂き、その中で選択すればいいだけだったのだが、決めかねている長女に指導者達は何度も呼び出し、とにかく、その数校のどれかに早く決めて欲しいと迫られた。

進学先を早く決めないと、相手校の監督も困っていると何度も何度も言われる事に、長女も嫌気がさしてきて、その頃は練習に行くのも、嫌がるほどだった。

寝れない日が続き、情緒が不安定になり、何でもない事で泣き出したり、私も見ていられないほどだった。

道場の指導者に何か言われないように、言わせない状況を作り、私が悪く言われるのは構わない。決断出来るギリギリまで、長女に雑音なしの状況で長女の決断を待った。

 

長女は、武道をきっぱり辞め、勉強の道を選択するという事に決めた。

道場の先生達は、相当、がっかりしたと思う。

道場初の強豪校に入学に、沸いていたからだ。

疑うことなく。

 

期待が多ければ多いほど、その反発は大きいものとなった。

 

武道を続けてほしかった。

そんな簡単な気持ちだったのか。

がっかりした。

 

一部の指導者に。

軽々しく言われたことに腹が立った。

この子達を無視してた指導者…

 

同時に、次女が一緒に、その道場を辞めたいと言った時は、ホッとした。

 

長女の決断を、親としても誇らしかった。

色んな道を考え、今までの自分の夢や目標を変えるまでの、決断をこの子がした訳である。

親に何を言われようが、指導者に何を言われようが、この子がどれだけ悔しい、苦しい思いをして決断をしたかは、一目瞭然。

何を言われようが、この子を守り、この子の決断を全力で支えようと、心に誓った。

この子にはこの子の道がある。

誰かに言われた道なんて、決して行かない。

 

今は、難関大入学に向けて、長女は勉強に励んでいる。

絶対、この子ならどんな事が待ち受けようと、前を向いて頑張ってくれる。

 

 

 

子供の居場所

家庭や学校、部活、習い事・・・

 

学校以外に子供の居場所は、何か壁に当たった時の逃げ道となってくれる。

そういう思いの中で、子供達の居場所は多い方がいいという考え。

 

学校で嫌な事があっても、学校以外のコミュニティがあれば、仲間がいれば、超えていける事はたくさんあると思う。

子供の成長と共に、親だけじゃない、人間関係も子供は求めていく。

親だけが頑張っていても、どうにもならない時もきっとある。

 

初めは、家庭の中の土台ともいえる小さなコミュニティの中で、十分かもしれない。

その土台を素に世界は、子供の成長と共に広がっていく。

広がれば広がるほど、繋がる人も増え、いい事も悪い事も増えていく。

 

生きる場所はここだけじゃない…と分かっていれば、誰かを傷つけたり、自分も傷つける事は少ないんじゃないのかな。

何かに悩んでも、それを共有してくれたり、理解しようとしてくれる人がいるだけで、考え方、生き方は違ってくるよね。

 

大人の世界だって、子供の世界だって、同じ。

人が悩む事の多くは人間関係だもの。

色んな人に出会って、色んな事に悩んで、色んな価値観を学んで、色んな引き出しを持って生き抜いて欲しい。

 

 

 

悩んだ日々

長女は生まれ、喜びに満ちた日々が始まるだろうと思い描いていた。

里帰り出産だったから、出産後3か月程は、いつも誰かがいて、不安とは無縁の日々だった。

それがずっと続くだろうと思って、里帰り出産を終え、自宅に戻る。

それは、今までとは違う毎日が待っていた。

誰もいない。

主人は夜遅くにしか帰らない。

しかも、毎週のように出張があり、週の半分 家にいないのだ。

何をどうしていいものか、不安でたまらなかった。

主人が出張となれば、不安で夜も寝れなかった。

 

主人のいないとなると、私が寝ている間に、この子に何かあったらと、持たなくてもいい責任感で寝る事が出来なかった。眠れるのは、日中、子供と一緒に昼寝をする時。

毎日が必死になりすぎて、長女を可愛いと思える瞬間は、次女に比べると本当に少なかった。可愛いと思えない事に、悩んだ。罪悪感があり、誰かに言う事が出来なかった。母として、失格な気がしたから。

愛しい存在には変わりない。それを穏やかに、冷静に見守る余裕がなかった。

 

そうだよね。

おぎゃーって生まれて、母としても初心者マーク。

子供と一緒に、母を初心から学ぶのだから。

初めての事には、必ず不安が伴う。

ましてや、この子を命を預かる訳だから。

きっと、子供を見守る目はひとつでも多い方が子供にとっても、親にとってもいいに決まってる。

 

それでも、次女が生まれて一変する。

長女にはあれだけ悩まされたのに、次女がいる事で、出来る事をするしかなくなった。

そう。優先順位を決め、出来る事からしなければ、何も片付かない。

それが良かった。全部しなくていいんだ…と思えた事。

完璧にするなんて無理だよ。って思えたことで、すべてがひっくり返った。

長女も次女も、なんて可愛い事。

 

こんなに可愛かったんだ。

なのに、私は…

少しの余裕で見える世界も違ってくる。

今からだって遅くない。

今、見える景色は今だけ。

後悔なんてもうしない。

 

見返りは求めない

家族に対しても、他人にも。

 

日々、モヤモヤし、イライラし、消化しきれなくて、まとめて爆発しちゃう事がよくあった。

こんなにやってるのに…

頑張っているのに…

何でこんなに、相手にイライラしちゃうんだろう。

 

仕事でもそう。

手を抜くのが好きじゃない。

誰もやらないなら、私がやる!!って気持ちになる。

結果、くたくたになるまで頑張ってしまう。

 

自分からやると決めた事なのに。

見返りを求め、それが帰ってこない事へのイライラ。

人間には、108個もの煩悩が。

だとしたら、これもれっきとした私の欲であって、この欲さえなければ、どんなに楽だろうと考えた。

 

そう。やるからには、相手に何も求めないるようにしてみよう。

自分の意思でやっている事だし、見返りは自分で求める物じゃないと言い聞かせ、過ごしてみた。

しばらくは、その考えを受け入れるまで、時間はかかったが、すーっと受け入れられた時は、自然とイライラしなかった。

 

例えば、主人に対して、忙しいと分かっていながら、家の事や、子供の事を全て私がやらなければならない環境に、何かを期待したり、こんなにやっているのに…と、主人にそんな時間もないと分かっていながら、主人に溜まったものをぶつけたり、本当に嫌な性格。

 

だけど、何も望まなければ、何もない事が当たり前だし、それで何か返って来たとしたら、心から喜べる。

主人にそう接していたら、お互い、衝突する事もないし、誰に対しても、そう考えられるようになり、仕事でも、どこでも簡単に一喜一憂しなくなった。

子供達にも、そう。いつも、笑顔でいられる。

 

考え方で、こうも変わるのかと思った。

それ以外にもきっと、もっと色んな世界観があるんだろうなと思うと、今、悩んでいる事も悩みじゃなくなる?かもしれないよね。

気持ちをもう少し楽に、それでも一生懸命、見返りなんてどうでもいいじゃない。

みんなが笑顔でいてくれたら、いいじゃない。