新学期が始まり、予想通り、我が家はピリピリ感の漂う。
ますます時間に追われる長女。
長女のクラスは、難関大を目指す子達に集められ、ほとんどが内部生なのに対して、少数の外部生として、長女はこの一年、切磋琢磨する。
内部生が大勢いると、緊張するようで、未だに慣れないらしい。
それと同時に、体育祭の準備も始まっているので、準備の為、今日も学校へ。
朝方の勉強にしているので、今朝も2時起きで6時間勉強し、登校した。
やるとなれば手を抜かない。昨日もお風呂上り、数学の本を手にしながら、髪をドライヤーで乾かしながら、一瞬で寝落ち。
とにかく時間がないと言い、ちょっとでも時間をロスしないように、参考書を手放さない。
私が言うものあれだが、かわいそうになる位、頑張っている。
自分が向かいたい道へ、持てる力、すべて使って努力している。
高校から初めて真剣に向き合った学業は、まだたった3年目。
怒られるので言わないが、そんなにやらなくていいんじゃない?と、何度もいいそうになる。
そして、それは必ず定期的に限界が来る。
プツッと、糸が切れ、色んなものが溢れ出してくる。
とにかく毒づいてみたり、とめどなく泣き出したり、それはそれで修羅場となるのだが、長女の精神のバランスを取る非常な重要な事と捉えていて、その時は黙って、受け止める。
私が売り言葉に買い言葉で何か言ってしまったら、長女はプレッシャーに押しつぶされてしまう。
大人の私達の方は、ちょっとした趣味を楽しんだり、お酒を飲んでほっこりしたり、意外と吐き出せる機会が多いのかもしれないが、
長女は、部活もしていないし、毎日、学校と家の往復だけ。
春休みから、休みなしで勉強してきた。
愚痴を言う相手もいないし、吐き出す相手もいない。
一人で頑張るしかない環境を作り出している長女にとって、拠り所はここしかない。
怒ったり、泣いたり、吐き出すだけ吐き出すと、その後はメンタルが非常に安定する。自分で言ったこともちゃんと覚えていて、それで更に落ち込んだりするので、その行為は決して否定しない。とにかく、すべて、すべて吐き出させあげる。
落ち着きを取り戻した時、決まって話す。
いつもとても頑張っている事だったり、
頑張りすぎていて、とても心配だという事だったり、ちゃんと分かっているよって。
何があっても、味方がここにいる事を、心の片隅にでも忘れないでいて欲しいなと思うのである。
今日も限界まで力を使い切り、倒れるように眠りについた長女のこの寝顔の先に、
この子の笑顔に繋がっていますように・・・