数日前から予想はしていたが、あれやこれや、あれやこやと、長女の体育祭の準備で忙しかった。当日の今日の今日まで、あれがない、これがない…と大忙しで、学校に送る途中にも、「忘れ物した!!」と、一度、家に戻り、また、送るというドタバタ劇。
だがしかし、これは何度のなく繰り返されている事であり、私が焦ったり、怒った所で本末転倒なので、やれる事を粛々とこなす。
私が出来る事は、長女が思い残す事なく、そこに向かえるようにする事。
長女が頑張っているのを知っている。
時間の限り、帰宅後も、リレーで走り切る為に、走る練習に毎日行ったり、準備のために、友達と遅くまで連絡取りあったり、勉強も変わらずやっていて、
「今日はしなくもいいんじゃない?」
と、言うも本人は聞く耳を持たない。
新型コロナから始まり、新型コロナに終わった高校生活。
その運命に、自分の進む道を改めて、自分で選択し、ここに来た。
新型コロナがなければ、長女は今とは真逆の目的の為に、違う高校で、違う景色を、違う仲間とみていただろう。
そして、この高校生活最後のイベント。初めて何にも縛られず、自分達を表現できる機会は、この時だけ。
体育祭が終われば、この子達は一斉に目指す道に突き進む。
長女は、親も見た事のない景色を目指し、頑張っている。
もう、それだけで言う事はない。
それ以上を子供に求めるものは何もない。
その先は、どんな道であろうと笑顔であって欲しいと、望むだけ。
今日の姿を目に焼き付けて、この子達、みんなが笑顔で終わって欲しい。