子供のやる事に手は出さない。
100%そうすることは無理かもしれないが、極力、自分で考えて導き出すように仕向ける。
よくあるのが宿題。問題の解き方も私が学んだものとは違うし、考え方は、自分で導き出さないと実際に通用しない。
自分で解く方法をいくつか持っておかなくてならない。
面白いことがあった。
次女の授業参観である。
この時の授業は、家庭科でフェルトで針刺しを作るという内容だった。
通常の授業とは違って、子供達のどんな物をみんな作るのかな~と楽しみにしていた授業だった。
与えられた材料の中で、子供達が自分で考えたデザインで作るという内容だった。
始めに先生から、一連の作り方の説明があり、その後、じゃ、みんなで作ってみましょう!良ければ、お子さん達の近くで見てもらっても構いませんよ。と先生が気を利かせて言ってくれたので、私も子供の近くで、どれどれ…と見守っていたのだが、時間の経過とともに、周りの父兄の方達の半数以上が子供に代わって自ら作っている。何なら、子供の座席に自分が座ってまで、作っているではないか。
これは、なに?
子供が作るべき物を親が作って、どうしたい?
子供なりに考えて、こういうものを作りたいと考え、それを自分の力で作ろうとしている。その通りにならなくったっていい。時間内にできなくっていい。我が子が、自分の作りたい物に、懸命に取り組む事が大事なんじゃないの。
方法を教えるのは簡単な事。良かれと思ってやる気持ちもよくわかる。だけど、やってあげたら、子供は何も学べない。
子供を思う気持ちは一緒なのに、こうもやり方が違う事に違和感を感じた。
私がおかしいの?
いやいや、私の子供への思いは、これでいい。
上手に出来ても出来なくても、いいじゃない。
我が子が自分でやった結果だから。
上手に出来たら褒めてあげればいいし、出来なくてもそのプロセスを褒めればいい。
子育ては周りと比べなくていい。
我が子を一番身近で見ているのは自分だから。