今朝も長女はお弁当を持って学校へ。
次女は午前中の部活へ。
なので、お昼ご飯は次女と私の分でOK。
部活から戻るなり、
「お昼ご飯はなーに?」
「チャーハンだよ」
「まさか、手作りじゃないよね」
「冷凍だよ」
「やった~」
そう。次女は。冷凍チャーハンが大好き。
いや、私の作るチャーハンが好きじゃないともいえる。
まだ子供達が小さい頃は、手作りにこだわって、食材も有機野菜や添加物やもう、気にすればキリがない程、こだわっていた。
手作りである事、子供の体に入るものは安心できるもの。
それが、この子達にとって一番いい。
だけど、震災でその考えが180度変わった。
このブログでも書いたが、子供は「冷たい」「おいしくない」と食事が喉を通らなかった。
精神的な事もあったかもしれないが、「いつものご飯がいい」「食べたくない」と、泣きじゃくる長女に、「お願いだから、食べてちょうだい」と泣きながら、食べさせた。
水も電気も止まった中、手に入った食事をとにかく何でも食べて欲しかった。
家ではもちろん、幼稚園でも給食だったし、お弁当の日はお弁当を温めてくれていた。
常に温かいご飯。
恵まれ過ぎていた。たった一面でしか、見ていなかった。
もっと柔軟になるべきだった。
その時、後悔とこれからやらなきゃいけない事が、明確になった。
生きる為に、あれダメ、これダメ、なんて言ってられない。
冷たかろうが、味が濃いだろうが、食べなきゃならない時は必ずある。
それまで、手を付けてこなかった、冷凍食品、インスタント食品、カップラーメン、缶詰、何かあっても食べられる選択肢が多い方がいい。
たまにこれらを取り入れると、今では、喜んだりする。
初めは罪悪感も多少あったが、やはりあの時の体験で、様々な事に対応できる力は絶大だと学ぶ事が出来た。
子供達をすべての事から守る
という育児から、
子供達自身が考え、生きていく為に行動出来るように
という方向に変化していった。
子供達を守るために、生き抜いてもらう為に。
我が子達は、雑食でいい。
生きていく為に、どんな時も笑顔でいる為に、何を選択していくのか。
子育てに正解なんてない。
自分は自分のやり方で、守ってあげればいい。
この先もずっと、子供の笑顔を見ていく為に…