昨日のしみセンへの迎え。
内心、どきどき。
長女、無言で車に乗り込む。
「は~疲れた・・・」と第一声の長女。
「これ、食べない?」と、いつもよりちょっと高めのクッキーを差し出す。
「あ、食べる」
おーよしよし。
掴みはオッケーだ。
駐車場に着いたら、いつもは言われるまで持たない教科書がパンパンに詰め込んであるトートバッグを、「持つよ~」と持ち、ふたり、無言のまま、家に入った。
私は、長女の様子を気にしながら、すぐに長女のご飯の支度に取り掛かった。
間もなく、「うわっ。なに???」
子供部屋にいる長女の元に駆け寄り、
「あ、これは、長女を見守り隊として買ったの」
長女が手にしているのは、勉強机にお守り代わりに置いた、ピンクの恐竜。
癒しのピンク色だし、大きい巨体の恐竜が長女を何があっても守ってくれそうだった。
気に入ってくれるかな~と思いきや、
「目がちょっと気持ち悪いんだけど~」と言う。
「え~可愛いでしょ。いつも見守ってくれるんだよ」
「ん~、なんか微妙だなぁ~」と、笑ってくれた。
そう。それそれ。
それが欲しかった。
笑って欲しかったのだ。
一日、一回でもいい。笑って欲しい。
この瞬間だけの見守り隊の恐竜でいい。
笑うだけで、一瞬でも気持ちが明るくなるから。
もしかして撤去されてるかな・・・と、今朝、机を覗くと、見守り隊はしっかりそこにいた。
なんか、私まで笑ちゃった朝だった。
今も勉強する長女の目の前にいる、見守り隊。
愛情の確認は度々、やってくる。
その繰り返し。
それも必ず終わりはやってくる。
その日まで、注ぎ続けたい。