高校受験に向けて、学校説明会や体験入学の申込みが始まる。
長女の話を元に、長女と同じ中高一貫の高校を・・・と新学期の頃には言っていたが、ここに来て、
「長女みたいに自分は勉強できない。あんなに勉強しなくちゃいけないなんて、自分には無理。毎日、楽しそうじゃないし、苦しそう。自分のやりたい事じゃない。」
と、言ってきたではないか。
それを聞いて私も、
「みんなそうじゃないんだよ。長女が普通じゃないんだよ。長女を基準にしないで。」と、言うと、長女も、
「そうだよ。みんながみんな私みたいにやってるわけじゃないよ。他の高校はヤンキーばっかりだから、ここに来た方がいいよ」
と、ヤンキーって???と思ったが、随分前から、次女に合ってると思うから、来た方がいいよ~と事あるごとに次女を勧誘していた。
実際、私にも都合が良くて、家から一番近いので自転車であっという間に行けるし、通勤途中にある高校だし、何かあれば、送り迎えにも何のストレスがない。
私立だがら、金銭面では負担になるかもしれないが、他の高校となると電車代がかかったり、何かあった時に送り迎えをすると考えると、仕事にも支障があるし、それに対いての費用を考えると、私立の授業料はそんなに嘆くほどではない事が長女で実証されている。
近すぎて融通が利くのは、本当に助かるのだ。
でも、だとしても、私の都合でだけの話で、次女に言ってしまった言葉を反省。
行くのは、次女自身なのに。
自分で決断するから、それに伴う様々な事に向き合って行けるのに。
誰かの言いなりにじゃなくて、自分の意志をちゃんと持ちなさいと言っておきがら、私の言っている事は真逆じゃないか。
やっちまった・・・。反省・・・。
その言葉は、次女の記憶に刻まれた。
次女にも「なんで、みんなそんなにそこに言って欲しいの?」
と、困惑していた。
そうだよね。そう思うよね。
それは、本当に次女を思っての言葉じゃなかったよね。
親であるべき私が押し付けるべきではなかった。
いいんだよ。
自分で決めていいんだよ。
他の誰かが言う事は、ちょこっとっと耳を傾けて。
今日の失敗は繰り返すな、私。
私の道じゃない。次女自身の道。
長女も次女も、自分で選んだ選択を自信を持って、進むだけ。
私はそれを一番近くで応援していくだけ。